おでかけ

南房総の道の駅「富楽里とみやま」がリニューアルオープン 豊富な品ぞろえの農水産物直売所と開放的なフードコートが魅力

 千葉県南房総市の道の駅「富楽里(ふらり)とみやま」(千葉県南房総市二部2211)が、7月21日リニューアルオープンした。工事は一昨年の9月に着工し、今年7月に竣工(しゅんこう)。老朽化部分を改修し、増築を行った。南房総の玄関口に位置し、富津館山道路のパーキングエリアと道の駅として一体で作られた施設(ハイウェイオアシス)。有料道路と一般道路のどちらからでも利用できる。

DSC01554
天井が高く、採光を取り入れているため明るくて開放的なフードコート

 売り場面積が広がった1階には、南房総富山地域の新鮮な農水産物や特産品が並ぶ。2階のフードコートは、地元ならではの郷土料理「さんが焼き」、かずさ和牛などの食材を取り入れた特色のあるグルメを提供する飲食店が7店(8店舗目を準備中)。来場客は、新設された約200席ある開放的なフードコートでグルメを楽しみ、リフレッシュすることができる。

sinnsenn
旬の野菜や果物、地元漁港から水揚げされた魚、地酒が並ぶ

 施設を運営する杉本和彦駅長は、「南房総の玄関口にあるので、まずはこちらの施設に立ち寄っていただき、グルメを楽しんだり、インフォメーションコーナーで情報収集をしてからこのエリアを散策する楽しみ方もあると思います」と提案、「最近バイクでのツーリングを楽しむ方が増えたので専用の駐車場を新設しました。また授乳室も設けましたので子育て世代にも優しい機能を備えています」と多くの人に立ち寄ってもらいたいと話した。

米粉を使用したそば(左上)、かずさ和牛(右上)、近藤牧場のソフトクリーム(左下)、小柴牧場直営の和牛専門店(右下)
米粉使用のそば「海のそば心 青倉商店」(左上)、和牛専門店「小柴牧場」(右上)、自社製生乳を使用した手作り商品を提供「Kondo Farm」(左下)、総菜「菜の花」(右下)

 22日と23日は、青森県道の駅つるた、新潟県道の駅越後川口との協力で各地域の特産品販売を行うほか、食品・外食会社のピエトロ(福岡市)のドレッシングで房総の食材をおいしく食する試食配布も予定している。

DSC01410
「ふらり」の名称は公募で決定。「富山の楽しい里」を短く表現。誰でもふらりと立ち寄ってほしいという願いが込められている