スーパーに行けば値上げ、旅の計画を立てれば円安が立ちはだかり、どっちを向いても結論は節約だ。融資型クラウドファンディングを提供するLENDEX(東京)が行った「値上げに関する調査」によると、95%の人が値上げを実感、食費を切り詰める、ガソリン代を考えて外出を控えるなどさまざまな対策にトライしており、手軽なポイ活をしている人は半数を超えた。
5月9~10日に20代から60代の男女300人にインターネット調査。物価上昇の家計への影響について、37%が「かなり影響が出た」、53%が「少し影響が出た」と回答。「必需品の相次ぐ値上げで出費が増えたのでそのほかの物の購入を控えるようになった」「飲料買うにも値段が高くてなかなか簡単に買えない。これから暑くなるのにまずい」など、日常生活で値上がりをじわじわと実感している様子。
支出を抑える方法は、できるだけ安いものを買う(62%)、買い物を減らす(42%)、外食を控える(34%)、自炊をする(28%)など。「光熱費、ガソリン代などの値上げで食費を切り詰めている」「アルコールを減らしたり電気を小まめに消すようにし、不要な外出をしないことでガソリン消費を抑えている」などが挙がった。収入を増やすために55%が「ポイ活」に励み、投資・資産運用をしている人は23%だった。「若い時から資産形成を行なった方がよいと感じますか?」という質問には、「かなりそう思う」40%「少しそう思う」42%と、8割以上がそう思うと回答している。