
教育関連事業を手がけるプレマシード(東京都渋谷区)は、4月18~27日に開催されたN高グループの文化祭「磁石祭ZERO」に協賛し、オンラインブース出展や動画撮影、広報活動などを実施した。
N高グループは角川ドワンゴ学園が運営する通信制高校で、スクーリング(対面授業)会場によってN高、S高、R高に分かれている。生徒数は3万2000人を超え、高校としては日本最大だ。「磁石祭ZERO」は、生徒自身が企画、運営、資金調達、渉外までの全てを担っており、全国的にも珍しい文化祭という。
プレマシードが協賛するきっかけは、同社でインターンとして働くN高グループの生徒会や実行委員メンバーから「日本一の文化祭を実現したい」と働きかけがあり、その情熱に心を動かされたから、としている。
S高で生徒会役員を務める村田悠さんは磁石祭の学外営業を担当し、チームで協力して40社以上にプレゼンしたという。村田さんは「ビジネスマナーがうまく守れなかったり、すぐに進めなかったりと悩んだこともあるが、企業の人と信頼関係を築けたときのうれしさは今でも覚えている」と話している。
プレマシードは通信制高校の現在の姿や多様な学び方についての情報を社会に届けたいと、通信制高校の生徒と卒業生を対象とした調査を実施している。参加方法は、専用サイトに事前登録し、登録したメールアドレスに届くアンケート案内から回答する。回答した人には謝礼として500円分が支払われる。事前登録は6月10日まで。