アフターコロナで就活戦線は売り手市場と言われているが、それゆえに企業も急ぎアクションを起こす傾向があるようだ。就職情報サービスの学情(東京)は11月25日~11月30日の期間、2027年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生178人を対象に、最新の「内々定の獲得状況」についてインターネットアンケートを実施。それによると、すでに2027年3月卒業予定の学生は就活を活発化させている様子だ。
調査によると、11月末時点の内々定率は29.3%となり、前年同時期を12.4ポイント上回った。シーズン初回調査だが3割に迫る高い水準で、同時期の調査としては過去最高値。夏のインターンシップなどによって早期選考がすっかり定着し、企業が早期の内々定出しを競っている状況だ。
文理別で見ると、理系が40.7%と早くも4割台に達している。前年同時期の倍以上の数値で、技術系人材の獲得競争が激しくなり早期化が一段と加速している。文系は前年同時期から9.0ポイント高い24.4%で、4人に1人近くが内々定を得たという。「春にインターンシップ等応募→夏に参加→10・11月の最終面接で内々定」という学生が多い中、8月に最終面接を受けた学生も内々定獲得者の11.6%いた。










