求む！甲府城に関する資料　8月6日に甲府駅で子どもも楽しめるイベント開催

　甲府城跡（甲府市）の歴史景観を復元してきた山梨県は、調査研究の成果を踏まえ、史実に基づいて石垣や稲荷櫓・鉄門などの歴史的建造物を整備してきた。県では、8月6日(土)に甲府駅北口ペデストリアンデッキで、資料調査キャンペーンイベント「求む！お城の絵図・古写真」を開催。甲府城の歴史やこれまでの調査で発見された絵図などのパネル展示などを行い、甲府城に関係する資料の情報提供を呼び掛ける。

　山梨県では今年度から、「史跡甲府城跡整備基本計画」に沿って、城本来の姿を明らかにする史跡整備などを実施中。この一環で、歴史的建造物等、甲府城跡に関する古文書や絵図、古写真など、一点でも多くの資料を探している。

　イベントは、10時～16時開催。申し込み不要で入場無料。内容は、お城の歴史や発掘の様子を知る「甲府城パネル展示」、出土した本物の瓦に触ってみる「出土品ハンズオン体験」、江戸時代のおもちゃ・泥メンコを作る「子ども向け体験」など。

　同県が探している甲府城に関する資料の例は、築城期から明治時代まで(1590年～1912年頃まで）の甲府城の姿形・建物等を平面的・立体的に描いた「絵図」や、甲府城に関わる全般の記録(人物・出来事・晋請作事・出納・系図など)の「古文書」、江戸時代から昭和時代までの甲府城跡の遠景写真・近景写真、堀・石垣など甲府城跡の一部が写る写真(ガラス乾板や絵はがきなども含む)など。