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建設業界のデジタル化を推進 丸紅アークログが大野建設と業務提携

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丸紅アークログ 「アークログ」

 

 丸紅アークログ(東京都港区)はこのほど、建設業界のデジタル化を推進する同社運営の建築建材のオンライン検索サービス「アークログ」を活用する大野建設(埼玉県行田市)と業務提携契約を締結した、と発表した。

 アークログの契約建材メーカーは462社(2022年9月26日時点)。サービスを利用する建設業者は、膨大な建築素材の中から任意の建材をオンライン上で選択でき、住宅など建物完成イメージを立体映像として、住宅を注文する施主などに提示できる。アークログを導入する大野建設は、施主が選択した建材でどのような家が完成するかや、時間帯で異なる自然光の入り方など、施主の多くが抱く不安や疑問に対して、選択建材を使用した完成住宅のデジタル立体映像を見せ、解消に努めている、という。完成立体映像はデジタルなので変更も容易。施主の建材変更希望にも円滑に対応できる。また、顧客との建材選定の打合せをリモートで行うことも可能だ。

 大野建設は「アークログの活用でデジタル立体映像化した当社のモデルハウスをご覧いただきながら建材を選定できるシステムを構築した。アークログで作成するデジタルプレゼンテーションボードで、いつでも顧客とリモートで建材選定の打合せができる」とコメントした。丸紅アークログは「今後も建材登録メーカー数の拡大と取り扱い点数の拡張に取り組んでいきたい」としている。