SDGs

綿の枝で作るタンブラー 収穫後に廃棄していた未利用資源を有効活用

森のタンブラー 伯州綿
森のタンブラー 伯州綿

 江戸時代に栽培が始められた鳥取県の伯州綿。その綿花の収穫後に廃棄される枝を活用して作った「森のタンブラー 伯州綿」(アサヒユウアス・東京)が発売された。未利用資源の有効活用や地域産業の活性化にも一役買いそうだ。

 鳥取県西部の弓浜半島一帯は、砂地で水はけが良く綿づくりに適していたため、最盛期には国内有数の綿の産地だったが、明治時代の関税撤廃をきっかけに安価な外国産の綿が台頭、日本国内の綿栽培は衰退してしまった。そこで境港市では綿畑を再考し、後世へ継承しようと2008年から綿栽培に注力している。

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 綿花の収穫後に残った綿の枝の一部は、和紙の原料として活用されているものの大半の枝木は廃棄処分に。そこで廃棄を減らしつつ伯州綿の魅力を伝えようと、綿収穫後の枝を55%使用したタンブラーを開発した。アサヒユウアスのECサイトで数量限定販売中。税込み1980円。