サイズが小さいとか数がそろわない、などさまざまな理由で市場にやってこない「未利用魚」。SDGs、フードロス解消の観点から、これを利用した給食を実施する試みが横浜市で進んでいる。魚食の普及にも一役買いそうだ。
横浜市中央卸売市場と横浜市教育委員会、よこはま学校給食財団の連携で、子どもたちに魚食の大切さや、漁業の現状を学んでもらう機会になればと、市内の小学校など339校の1月の給食約20万食で、麦ごはんやゆで野菜、茎わかめスープ、牛乳とともに、未利用魚を使った献立「さばの甘酢あんかけ」を提供する。給食を食べる前に、卸売市場魚食普及推進協議会による魚食や漁業に関する出前授業も実施される予定だ。