SDGs

気候変動問題との同時解決を 「生物多様性スクール2023」

生物多様性スクール2023 第2回「生物多様性と海」
生物多様性スクール2023 第2回「生物多様性と海」

 私たちを取り巻く問題は、それぞれどこかでつながっている。何かが悪化すれば別のところにも悪影響が及ぶし、逆に改善されることがあれば、別の問題が解決に近づくこともある。身近な切り口で生物多様性について考え、気候変動問題との同時解決を目指す世界自然保護基金(WWF)ジャパンのイベント、生物多様性スクールが4月7日に開かれる。「生物多様性と海」がテーマだ。

 地球の物質循環を担い、多くの生物を養う海は、二酸化炭素濃度の上昇による海洋酸性化や海水温の上昇、海洋汚染や水産資源の乱獲などで危機的な状況にある。イベントでは、京都大学名誉教授で海洋生物学の専門家である白山義久氏を迎え、気候変動や海洋環境の悪化が、海の生態系や海洋資源に与える影響や課題について考える。国際環境NGOが考える海の保全活動や、水産物の供給網を通じた解決策の紹介などもある。16:00~18:00開催、参加無料。