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豊島区が「東京としまの宝物」事業を活発化 区内の商品・サービスを発掘し、成長につなげるプロジェクト

東京都豊島区が「東京としまの宝物」事業を活発化 区内の商品・サービスを発掘し、成長につなげるプロジェクト 画像1
「あみあみスイーツ揚げ春巻き」(ビナコーポレーション)

 

 東京都豊島区はこのほど、区内のさまざまな商品やサービスの発掘・育成を目的とした事業「東京としまの宝物」の概要と活動状況を公表した。

 「東京としまの宝物」は、地域創生のネットワーク「にっぽんの宝物プロジェクト」の手法を活用。自治体や地方金融機関などがセミナーなどを通じて、商品開発や販売支援を行う全国的なネットワークで、豊島区は「東京23区の自治体では初の試み」としている。

 2022年度の「東京としまの宝物」の取り組みとして「令和に売れる商品の作り方」「最速で商品を作るコラボの技術」など4回のセミナーを実施。区内の飲食店や銭湯、教育事業者など44事業者が参加した。

 このほか、セミナー参加者の成果発表の場として2023年1月「東京としまの宝物グランプリ」を開催。グランプリ、準グランプリなどの“宝物”は、2月の「にっぽんの宝物 JAPAN大会」に出場し、「としまの宝物」でグランプリだったビナコーポレーション(サイゴンレストラン)の「あみあみスイーツ揚げ春巻き」は、全国大会でも「新体験スイーツ部門」でグランプリを受賞したという。

 豊島区は「今後は、区主催から信用金庫や企業・団体から構成される『東京としまの宝物 実行委員会』の発足を予定しており、一つのチームとして事業者支援の充実を図っていく」としている。