タカラトミー(東京都葛飾区)はこのほど、超小型の変形型月面ロボット「SORA-Q(ソラキュー)」の実物大模造玩具「ソラキュー フラッグシップモデル」と、漫画「宇宙兄弟」とコラボレーションしたモデル「ソラキュー フラグシップモデル-宇宙兄弟エディション」の2モデルを2023年9月2日に発売すると発表した。
「ソラキュー」は、タカラトミーが宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ソニーグループ、同志社大らと共同開発した超小型変形型月面ロボットの愛称。8月以降に月面着陸を目指し打ち上げ予定の小型月着陸実証機「SLIM」に搭載される。月面着陸後は瞬時に球体が左右に拡張変形し走行でき、2つの搭載カメラで撮影した画像をSLIMに一緒に搭載される別の小型ロボットLEV-1で地球に送信する。「ソラキュー」開発には、タカラトミーの玩具づくりで培われた、小型化、軽量化の知見や技術が活用されている。
「ソラキュー フラグシップモデル」は、「ソラキュー」の月面体験を疑似体験できるよう、大きさも動きもそのまま再現。無料の専用アプリで操作でき、月面での本物のソラキューの動きを再現して楽しめる。また内臓カメラを通しての写真撮影や、月面探査を疑似体験する遊び方も可能という。
また、「ソラキュー」の打ち上げ時、日本旅行が種子島へのパッケージツアーが発売する予定。「ソラキュー フラグシップモデル」の発売を記念して、抽選で1組2名を招待する。詳細は後日、ホームページで。
タカラトミーは2024年に創業100年を迎える。「科学技術の進んだ国にこそおもちゃは栄える」という創業者の言葉どおり、「ソラキューを通じて、子どもたちがこれまで以上に自然科学領域に興味を持ち、宇宙の面白さを知ってもらうきっかけになれば」としている。
「ソラキュー フラグシップモデル」は希望小売価格2万7500円(税込)、「ソラキュー フラグシップモデル-宇宙兄弟エディション」は希望小売価格3万3000円(税込)。ともに2023年9月2日発売。タカラモールで予約受付も行う。「ソラキュー フラグシップモデル」(予約受付中)、「ソラキュー フラグhシップモデル-宇宙兄弟エディション」(4月28日から予約受付開始)。