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オムロンヘルスケアがインドに血圧計新工場 生活習慣病予防の血圧測定の普及狙う

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オムロンヘルスケア 「インド新工場」(完成イメージ)

 

 オムロンヘルスケア(京都府向日市)はこのほど、インドのタミルナド州に血圧計を生産する新工場を建設すると発表した。すでにタミルナド州政府と工場新設に関する覚書を締結し、操業開始は2025年3月からの予定。

 オムロンヘルスケアの岡田歩社長は「工場新設を通じて血圧計の供給体制を増強するとともに、疾病啓発を強化してインドで暮らす人々の重症化予防と病気の早期発見に取り組む。インドが抱える健康課題の解決に貢献する」とコメントした。

 経済成長が続くインドは2050年に人口16億6800万人に達する見込み。急速な経済成長に伴う生活環境の変化などで「生活習慣病患者」が近年増加しているという。生活習慣病の中でも、脳卒中や心不全などの脳・心血管疾患の要因の一つである「高血圧」対策として、家庭での継続的な血圧測定の必要性が指摘されているが、インドの血圧計普及率は約2%と低水準。オムロンヘルスケアは「高血圧患者の家庭での血圧測定を普及させ、脳・心血管疾患の発症ゼロ実現に向けて取り組んでいく」としている。