調べものはとりあえずスマホ、という人でも、部屋にしっかり紙の辞典の最新版があるとちょっと安心。じっくり調べる時は紙上の一覧性はやはり便利だ。『旺文社 国語辞典 第十二版』(税込み3410円、小型版は同3190円)と『旺文社 漢字典 第四版』(税込み3410円、旺文社・東京)が同時刊行された。いずれも来春に「旺文社辞典アプリ」への対応も予定している。
国語辞典は、類書中最大級の約8万5000項目で、見出し語の大きさ、読みやすい活字、豊富な図版・表組みが特長。人名・地名・作品名などの固有名詞、百科語から古語・和歌・俳句まで幅広いジャンルの語を収録。エシカル、減災、サステナブル、人流、知財、レジリエンス、ルッキズム、BYOD、DX、VARなど時代を反映するさまざまな新語も取り入れてある。
漢字典は、日常の利用から漢文学習まで、必要十分な親字約1万、熟語約4万6000を収録。複数の索引で引きやすくつくられている。