チェコ共和国で2020年10月に出版されたアート絵本『藍染めのアポレンカ』(作・ロマナ・コシュトコバー、絵・ベロニカ・ブルコバー、ヤン・シュラーメク、求龍堂・東京、税別2500円)が刊行された。日本とチェコに共通する伝統文化の継承の大切さを伝える絵本だ。
藍染め職人のおじいさんとおばあさん。森で見つけた赤い髪の人形は翌朝人間の女の子になっていて、光明を持つ人という意味の“アポレンカ”と名づけられる。そして、たった一人の藍染め職人となったおじいさんは、その技を教え始める。
チェコ・グランド・デザイン最優秀イラストレーター賞、受賞作品。京都と東京でチェコの藍染めを日本に伝える出版記念イベントも、アトリエシムラ Shop & Gallery 京都本店(京都市)で11月17日(金)〜12月5日(火)まで開催される。