カルチャー

ミシュランからホテルの新しい評価基準 「MICHELIN Key」誕生

main

 “星つきレストラン”でおなじみの赤い『ミシュランガイド』(日本ミシュランタイヤ・群馬県太田市)。旅行の時はもちろんホテルのリストも繰るけれど、ホテル選びの際にもう一押ししてくれる要素があれば・・・そう思っていた人にはうれしい、新しい評価が来年発表される。その名もMICHELIN Key(ミシュランキー)。優れたホテルや宿泊施設を示す評価基準だ。

 ミシュランガイドホテルセレクションには、価格帯や業態が多岐にわたる120カ国、5000軒を超えるホテルを5つの評価基準にもとづいて掲載している。ホテル自体が旅の目的地であり、その土地ならではの体験ができるところ、素晴らしい建築とインテリアデザイン、施設の個性やユニークな特徴を反映した独自性があるなど、それぞれ旅の目的に合わせて選べるようになっている。新しいアプローチで評価する目的は3つ。食事を楽しむ前または後、思い出に残る滞在ができること、単なる宿泊にとどまらない体験ができる個性的な施設を紹介すること、そして宿泊施設の検索、予約、滞在に関するフィードバックの投稿・共有をすべて同じサイトで行えることだ。

 MICHELIN Keyは、ミシュランガイドのセレクションチームが一般のゲストとして宿泊し、対象ホテルを決定するのだそうだ。担当チームはすでに活動を開始しており、2024年に最初のMICHELIN Keyセレクションが発表される予定だ。