3月に入って三寒四温といった気候となっているが、もう少しすると桜の季節がやって来る。コロナ禍が一巡して最初の花見シーズン、今まで思い切って花見をしながらの宴会をガマンしていた人にとって待ち遠しいのは間違いなく、その分、今年の花見は盛り上がるかもしれない。そうなると、大きな経済効果が期待できそうだ。
そこで、これまでプロ野球で阪神タイガースが優勝した時など、数々のイベントによる経済効果を試算してきた関西大学(大阪市)の宮本勝浩名誉教授が、2024年のお花見の経済効果を計算した。宮本先生の計算では、約1兆1358億7149万円になるという。
この数値に関して宮本名誉教授は「昨年のセリーグでの阪神優勝の経済効果は約872億円であったため、今年のお花見の経済効果約1兆1358億7149万円と同等の経済効果を生むには、阪神は13回優勝する必要がある」とし、花見の経済効果の大きさを強調している。