若者の活字離れがいわれる昨今だが、そうした中でもベストセラー作家の小説は読まれているようである。そうした中、ブックサプライ(大阪府吹田市)は、「読者が愛した人気の作家ランキング」を独自調査として実施した。ランキングは、ブックサプライ公式販売システムの売上げデータを基にしてまとめた。調査期間は昨年1月3日~12月31日。
読者が愛した作家ランキングで第1位となったのは、東野圭吾(ひがしの・けいご、846冊)。日本を代表するミステリー作家で、1985年に『放課後』でデビュー、『白夜行』や『容疑者Xの献身』などの人気作で知られる。
2位にランクインしたのは村上春樹(むらかみ・はるき、370冊)。ノーベル文学賞候補として毎年注目され、日本国内だけではなく、国際的にも評価が高い作家だ。1987年に『ノルウェイの森』が上下1000万部を売る大ベストセラーとなり、他にも代表作として『海辺のカフカ』『1Q84』などが知られる。以下、伊坂幸太郎(いさか・こうたろう、311冊)、宮部みゆき(みやべ・みゆき、304冊)、湊かなえ(みなと・かなえ、299冊)と続いた。