カルチャー

命の輝きを描いた絵本『いてもたっても』  都内で原画展も開催

 さまざまな生きものが目に見えて動き出している季節。動物や昆虫など生きものの命の輝きを力強く描いた創作絵本『いてもたっても』(たけがみたえ著、小学館、税込み1760円)が発売された。都内では原画展などの発売記念イベントも順次開催決定だ。

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 すがすがしく晴れた朝。窓辺のこけしの元に、さまざまな生きものがやってくる。みんな「いてもたってもいられない」様子で、生き生きと命を謳歌(おうか)している。それを見ていた窓辺のこけしは、ふと、自分の中の「いてもたってもいられない」気持ちに気づく。自分の内側から湧き起こるわくわく、うずうずする気持ちがはっきりと分かったそのとき、こけしにあっと驚くことが起こる。新しい一歩を踏みだしたくなるような、春にふさわしい一冊だ。

 5月1~15日まで、東京・神保町のブックハウスカフェでは、『いてもたっても たけがみたえも』展が開催され、スペシャルエディション版画や私家版グッズの展示即売が予定されている。同様の展示は、6月にウレシカ(西荻窪)、9月に青山ブックセンター(表参道)でも開催の予定。 sub2