カルチャー

遠州織物の魅力や産地での働き方などをPR  東京で販売会&トークショーを開催

 遠州織物の産地である静岡県西部(浜松市など)の若手繊維関係者が有志で組織する「entrance(エントランス)」は、地域外初のイベント「entrance marche(エントランス・マルシェ)」を、5月18日に東京都江東区にある複合施設リトルトーキョーで開催する。当日は、遠州織物などの製品販売会および職人によるトークイベントや参加者との交流会が行われる。img_393989_2

 高い技術を要する多種多様な生地が、その品質の高さから国内外で高く評価されている遠州織物。しかし、実は後継者不足に伴う、廃業の増加など課題を抱えている。 

 「entrance」は、こうした課題に取り組むために、隔月で会議を実施したり、イベントを開催したりするなど、これまでにも遠州産地を盛り上げるさまざまな企画を実施してきた。

 今回のイベントの目的は、働きがいを求める社会人や学生、若手デザイナーや繊維関係者、また遠州織物ファンに向けて、遠州織物の魅力や産地での働き方をPRすること。

 イベントは3部構成(時間は11時~22時)で、第1部は遠州織物生地や各社製品の販売会、第2部は職人によるトークイベント、第3部はワンドリンク付きの有料イベントとし、バーでドリンクを楽しみながら「entrance」のメンバーと気軽に話し合える交流会「しごとバー」を予定している。トークイベントの申し込みなどはホームページで。参加無料。