おでかけ

ピカソからシャガールへ——京都でキュビスム展開催中 初来日作品50点以上を展示

 世界屈指の近現代美術コレクションを誇る仏、パリ・ポンピドゥーセンターの所蔵品を中心に約130点を展示する「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」(キュビスム展 広報事務局・東京)が、京都市京セラ美術館で開催されている。日本では約50年ぶりとなるキュビスムの大型展覧会。会期は7月7日までだから、梅雨のお出かけにぴったりだ。

 日仏を代表する国立美術館の共同企画で、約40人の作家による初来日作品50点以上を含む絵画や彫刻が並ぶ。20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの全貌を紹介する展覧会だ。ピカソ12点、ブラック15点と、2人の天才画家によるキュビスムの冒険の軌跡を、かつてないボリュームで追体験できる。中でもピカソのプリミティヴな裸婦像に衝撃を受けて制作されたブラックの重要作「大きな裸婦」(日本初出品)、ポンピドゥーセンターを代表するピカソの傑作「肘掛け椅子に座る女性」は必見だ。観覧料は税込み一般2100円、高大生1400円、小中学生900円。毎週月曜日は休館日。詳細は、展覧会公式サイトチケットページに掲載している。

 なお、京都の老舗ベーカリー「進々堂」13店舗(北山店・三条河原町店・寺町店・府庁前店・ルボンヴィーヴル ザロイヤルパークホテル京都四条店・ラクエ四条烏丸店・御池店・東洞院店・京都芸術大学店・京都高島屋S.C.店・JR京都駅前店・伊勢丹店・大宮店 )では、展覧会の割引券を配布している。