カルチャー

標高1500メートルの奥志賀高原ホテルで「森の演奏会 2024」 木造のコンサートホールで聴く特別な音楽

 

 上信越高原国立公園内の標高1500メートルに立つ「奥志賀高原ホテル」が有する木造のコンサートホール、「森の音楽堂」。柔らかな音色や残響は、音楽家からも高い評価を受け、毎年夏に若手音楽家の演奏会を上演している。今年は8月31日(土)に、「奥志賀高原『森の演奏会 2024』」が開催される。15時30分開場、16時開演。

 雪の結晶をイメージした六角フォルムの小さなホールは、音色と共に鼓動までもが感じられるほど演奏者との距離が近く、ひとたび演奏が始まると、音楽堂にいる皆の心が解け合い一つになるのを感じることができる。六角形のそれぞれの辺にある大きなガラス窓の外には、この季節、緑が一面に広がる。座席は固定ではなく、その時々にあわせ、向かい合うように、または囲むように配置。窓を開け、自然の風を感じながら最高の音楽を体感できる。

 演奏グループは、チェロ・尺八による和洋混成アンサンブルユニット「SUIMEI -吹鳴-」。出演者は、大賀悠司氏(尺八)、山本菜摘氏(ピアノ)、大森健一氏(チェロ)。演奏曲目は、「ルーマニア民俗舞曲(バルトーク作曲/山本菜摘 編)」「黒田節(九州民謡/松永悠太郎 編)」「アヴェ・マリア(カッチーニ作曲)」「悲愴ソナタ第2楽章(ベートーベン作曲)」ほか。

 全席自由でチケット料金は3000円。宿泊付きチケットもあり、詳細や予約方法は、「奥志賀高原ホテル」ホームページの同コンサート紹介ページから確認できる。真夏でも最高気温が30℃を超えることが少ない奥志賀高原に、格別の音楽を堪能しにいこう。