カルチャー

スクラッチ画アーティストのミチヨによる“福を招く絵画展” 七福神を動物の姿で描いた作品などを展示、阪神梅田本店で

「動物七福神Ⅱ~布袋~」スクラッチボード・水彩・金箔、スクラッチ技法

 身近に楽しめる絵画やオブジェ、アート雑貨などをイベントで発信する阪神梅田本店8階のアートギャラリー「ハローカルチャー」。1月8日(水)~14日(火)の期間は、「ミチヨ スクラッチ絵画展~招福事始め~」を開催する。

 針など先が尖った道具で絵の具の層を引っかく「スクラッチ技法」で、神話・伝承の世界を独自の解釈で描くミチヨの個展。動物に人や神の姿を託し、背景にさまざまな意味を盛り込んだ紋様を組み合わせて描いた作品は、曼荼羅(まんだら・仏教の教えを表した図像)めいた密度と奥行きを展開している。今回の個展では、七福神を動物の姿で描いた縁起のよい作品など、約30点を展示する。会期中は作家も全日在廊予定。作家の思いが詰まった解説とともに作品を楽しめる。最終日は17時終了。

ミチヨ
1984年 大阪市生まれ
2007年 津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業
2014年 独学でスクラッチ画を描き始める
2020年より、鹿島神宮の干支絵馬を毎年制作
2014年以降、全国の百貨店にて個展の開催やグループ展への出品を行う