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熊本地震から9年、プロジェクションマッピングイベント 光と映像が紡ぐ、避難所の記憶と未来

 2016年4月14日に発生した熊本地震から9年。当時、避難所となった熊本県西原村立河原小学校の体育館を舞台に4月13日(土)、「熊本地震から9年プロジェクションマッピングイベント」と題した映像演出が実施される。

 イベントでは、地元の子どもたちが描いた絵を映像の一部として投影。天井や正面いっぱいに映し出される光と映像を通じて、これまでの支援への感謝を伝えるとともに、未来へ向けた復興のメッセージを発信する。さらに、昨年発生した能登半島地震への応援の気持ちを込め、被災地へのエールを届ける。13日は、19時からの日置村長による点灯式の後、15分間の映像を20時45分まで繰り返し上映。入場無料で、だれでも参加できる。翌日の14日(日)には、同小学校の生徒向けの震災講話とプロジェクションマッピング上映が行われる。

 同イベントは、熊本地震をきっかけに設立され、プロジェクションマッピングを手がける「THEATER0」 (熊本県津奈木町)が企画・実施。西原村で毎年開催している白糸の滝プロジェクションマッピングや、河原小学校でのプロジェクションマッピングの授業をきっかけに、今回の開催が決定した。