東京都立川市にある“絵とことば”がテーマの美術館「PLAY! MUSEUM」で4月16日(水)~7月6日(日)の期間、「どうぶつ展 わたしたちはだれ? どこへむかうの?~WHO ARE WE? WHERE ARE WE GOING?」が開催される。この展示の大きな特徴は、オーディオテクニカ(東京)とのコラボレーションによる、新しい鑑賞体験「『ながら聴き』音声ガイド」だ。
「どうぶつ展」では、貴重な資料や世界屈指の動物標本コレクションを展示している国立科学博物館の巡回展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」を展示。「笑顔の森」「模様の惑星」「しっぽはすごい」など5つのテーマで、哺乳類や人間について考える。さらに、彫刻家・名和晃平氏や、画家・絵本作家のミロコマチコ氏ら9人の現代アーティストが制作した作品群が集まる独自の企画展示「ユートピア」などを通し、「私たち人間は誰なのか、そしてどこへ向かうのか」を問いかける。
この鑑賞体験をより豊かにする「音コンテンツ」が、「『ながら聴き』音声ガイド」。約60分間、流れてくるのは、オーディオテクニカのマイクロホンで収音したさまざまな動物の鳴き声、国立科学博物館 動物研究部研究主幹の川田伸⼀郎氏がつぶやく動物のトリビア、詩人・ウチダゴウ氏による自然をテーマにした詩の朗読。それを、オーディオテクニカの「ワイヤレスオープンイヤーイヤホン『ATH-AC5TW』」で聴きながら鑑賞や体験をする中で、偶然の出会いや発見を楽しむことができる(音声ガイドの利用にはBluetooth接続が可能なスマートフォンが必要)。このイヤホンは、空気伝導方式で耳をふさがずに聴くことができるので、周囲の音を確認したり、家族や仲間と会話をしたりしながら展示を見て回ることができる。
PLAY!プロデューサーの草刈大介氏はコンテンツの聴きどころについて、「動物の鳴き声や、国立科学博物館の川田さんがカジュアルに語る濃い解説。そして、ウチダゴウさんによる動物たちが生きている環境を表現した詩がランダムに聞こえてきます。動物の標本をはじめアーティストの作品などが展示される刺激的な会場の中で、具体的な解説と抽象的な環境を言葉で想起させる詩、そして動物の鳴き声がランダムに聴こえてくる体験は、普段電車などで音楽を聴いているものとは全く異なる、おもしろいものになっていると思います」とコメントしている。
「PLAY! MUSEUM」の開館時間は10時~17時(土日祝は18時まで。入場は閉館の30分前まで)。「どうぶつ展」の入場料は、一般1800円、大学生1200円、高校生1000円、中・小学生600円、未就学児無料。当日券で入場できるが、土日祝日と混雑が予想される日は、事前決済の日付指定券(オンラインチケット)を販売する。休館日はなし。