
長い時を経て受け継がれてきたものは、見ても触っても心地よい。その一つが和紙。ふだんはあまり接する機会がなくても、和紙の製造過程を見て触って知ることができる新しい体験型スポットが岐阜県美濃市に誕生する。4月26日(土)、「紙遊」(古川紙工・岐阜県美濃市)がオープンする。営業時間は10時~17時。定休日は毎週火・水曜日(祝日は除く)。
江戸時代創業の老舗が運営する和紙の店の敷地内に紙すき場、カフェ、ワークショップスペースを新たにつくった。和紙の製造過程を実際に見て体験できる場所だ。もとの庭にあった石や鉢を再利用し、中庭には三椏(みつまた)や楮(こうぞ)など、和紙の原料となる植物を植え、自然の恵みと伝統が息づく空間にした。レターセットや金封などの紙文具をはじめ、雑貨アイテムや美濃和紙も取り扱う。
カフェスペースでは美濃和紙で手紙を書いたり、折り紙を楽しんだりすることもできる。お昼には、飛騨牛しぐれなど地元食材を使ったおにぎりランチも。揚げたてのからあげや豚汁、サラダもセットにしてランチタイムを楽しめる。