
徳島城跡地にある徳島市立徳島城博物館の春のイベント、「蜂須賀時代絵巻」が4月27日(日)に開催される(雨天の場合は4月29日に順延)。博物館で日本舞踊「春の踊り」、蜂須賀時代絵巻オリジナルの人形浄瑠璃「蜂須賀公祭由来」と阿波踊りにかかわる歴史ミニ講演会を開催した後、時代行列を行う。
「徳島城 時代行列」は、戦国時代から江戸時代の時代衣装を着用して、徳島城博物館から約2キロを歩くイベント。阿波おどりでにぎわう徳島中央公園から徳島駅前を経て鷲(わし)の門広場まで歩き、「徳島城 阿波おどり」に合流する。直垂(ひたたれ)や裃(かみしも)などの江戸時代の華やかな衣装について学びながら、楽しく江戸時代の歴史・文化を知る機会でもある。
江戸時代、大名蜂須賀家の居館、政庁に利用された徳島城は、明治時代の到来で役目を終え解体された。徳島城のシンボルとして残された鷲の門は、第2次世界大戦の空襲で焼失、後に復元された。徳島藩と藩主蜂須賀家の歴史・美術工芸資料を収集し展示する博物館として開館した徳島城博物館は、江戸時代の御殿をイメージした書院造り風の建物だ。入館料は一般300円、高・大学生200円、中学生以下無料。