光学機器のリコーイメージング(東京)は、防水コンパクトデジタルカメラの「PENTAX WG-1000」(6月21日発売 希望小売価格4万4000円税別)と「PENTAX WG-8」(7月5日発売 同8万1000円税別)を発表した。高い防水・防塵性能や落としても壊れにくい耐落下衝撃性能で、アウトドアでのハードな撮影にも対応している。仕上げはWG-1000がグレーとオリーブ、WG-8がブラックとグリーン。
PENTAX WG-1000は、防水カメラシリーズのエントリーモデルながら、水深15mで連続1時間の水中撮影が可能な IP68の防水性能と粉じん、ホコリに強い防じん性能、さらに高さ2mからの対落下衝撃性能を備えている。本体を傷や汚れから守るプロテクタージャケット、カラビナストラップが同梱されており、アウトドアへの携行にも力を発揮する。
裏面照射型CMOSイメージセンサーを採用して、最高ISO感度3200で有効約1635万画素高精細画像を確保。4.9~19.6mm(35ミリ判換算で約27~108mm相当)の光学ズームレンズと最大約24倍相当まで拡大できるデジタルズームでさまざまなシーンに対応できる。また動画撮影は、1920×1080ピクセル/30fpsでフルHD撮影が可能。
AUTO、マニュアルのほか水中撮影時の青カブリを抑える7種の撮影モードと、白黒やセピアカラー、ネガ、絵画のような加工がされるスケッチなどの効果のある20種類の色彩効果を備えている。
新しいシリーズ最上位モデルPENTAX WG-8は、防水・防じん性能はIP68だが、水深20mで連続約2時間の水中撮影が可能になり、耐落下衝撃性能が高さ2.1mにアップ。さらにマイナス10°で動作する耐寒構造、100kgまでの耐荷重構造など、一段と過酷な状況での撮影も可能なヘビーデューティー仕様となっている。
裏面照射型CMOSイメージセンサーは最高ISO感度6400・有効約2000万画素と、より高精細な画質を確保。動画についても、3840×2160ピクセルで30fps(フレーム/秒)の4K動画撮影が可能となっている。レンズは5~25mm(35ミリ判換算で約28~140mm相当)の光学5倍ズームで、被写体に約1cmまで近づけるマクロ撮影にも対応。画質を保ちながら最大で約40.5倍相当の超高倍率撮影、インターバル撮影の機能も装備する。
USBケーブルでパソコンにつなげば、フルHD、30fpsのWebカメラとして使用可能。マクロ撮影や内蔵リングライトにより、多彩な映像表現で撮影が楽しめる。