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成田凌と葵わかな「わろてんか」以来の共演 「当たり前に信頼関係がある状況」

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 COCOON PRODUCTION 2022 NINAGAWA MEMORIAL「パンドラの鐘」合同取材会が9日、東京都内で行われ、出演者の成田凌と葵わかな、演出の杉原邦生氏が出席した。

 本作は、1999年に故蜷川幸雄氏の指名で野田秀樹氏によって書き下ろされた演劇作品。同年に蜷川氏が演出を手掛けたバージョンがBunkamuraシアターコクーンで、野田氏が演出を手掛けたバージョンが世田谷パブリックシアターで、同時期に上演されて注目を集めた。今回、蜷川が七回忌を迎えることから、初演以来23年ぶりにBunkamuraシアターコクーンで上演される。

 2017年放送のNHK連続テレビ小説「わろてんか」以来の共演となる成田と葵。成田は2人の関係を、「前のことは気にしていないので、お互いに知り合いではあるけど独特な雰囲気です。ただ、当たり前に信頼関係がある状況でこの作品をやらせてもらえることは大きいと思います」と明かした。

 そして、葵について、「すごく成熟した人だと思います。10代の頃からすごくちゃんとした人。(演出の杉原)邦生さんに言われたことをメモしているんですが、そのメモをチラッと見たら、意外と無邪気な言葉遣いをしていたりする。柔軟で確固たるものがあって、人間的にすごくバランスの取れている人だと思います。最上級の褒め言葉です」と語った。

 一方、葵は成田の印象を「昔から、見た目の雰囲気もあって、ひょうひょうとしているイメージですが、クールそうに見えて熱い方で、それは今も変わりません。今回、じっくりとお話をさせていただいて、テンポや波長がネコみたいな方だなと思っています」と語った。

 舞台は、6月6日~28日に都内・Bunkamuraシアターコクーン、7月2日~5日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。