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「鎌倉殿の13人」新垣結衣「千鶴丸と鶴丸がしっかり重なってしまって」北条義時の妻・八重に訪れた悲しい最期

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 NHKで放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。5月29日に放送された第21回「仏の眼差し」では、主人公・北条義時(小栗旬)の妻・八重が悲しい最期を迎えた。これに関連して、大河ドラマ初出演でここまで八重を好演してきた新垣結衣がコメントを発表した。

 まず、八重が身寄りのない子どもたちの世話をしていることに対して、息子の金剛(後の3代執権・北条泰時)が、寂しさを口にするシーンの舞台裏について、「『母上は金剛の母上なのに自分だけじゃ駄目なのか』というのを、演出としてちょっと言いづらそうにする、という間があったんです」と説明。

 続けて、自身が演じた際の心情を、「金剛がそれだけ思い切らないと、そういう自分の願望のようなものを素直に発言させてあげられない状況になってしまっている、ということに気付いた瞬間は、やっぱり『本当にごめん』という気持ちになりました」と打ち明けた。

 さらに、「でも、身寄りのない子どもたちを助けてあげたい、つらい思いをしている人たちを助けてあげたいというのは、八重が新しく見つけた生きる意味のようなものなので、金剛には我慢をさせて本当にかわいそうなことをしているなと思いました」と付け加え、複雑な心情を吐露した。

 また、義時が新たに預かってきた少年、鶴丸との出会いについても言及。八重は「鶴丸と出会った瞬間は、『(かつて失った息子の)千鶴丸と名前は似ているな』というようなことは思ったかもしれませんが、そこまで運命というものは感じていなかったと思います」とのこと。

 とはいえ、やはり無関係ではいられなかったらしく、最後は「鶴丸が溺れてからのシーン、川のシーンでやっぱり千鶴丸と鶴丸がしっかり重なってしまって、周りが見えなくなるというか、千鶴丸が自分のもとから離れてしまったときに、一瞬、八重の中で時間が戻ってしまったような感じだったのかなと思います」と締めくくった。