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土田晃之「学生時代のバイトで最初のぎっくり腰を体験」  タイムマシーン3号と一緒に“労働災害防止”をPR

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 厚生労働省主催「従業員の幸せのための SAFE コンソーシアム設立発表会」が20日、東京都内で行われ、アンバサダーに就任したタレントの土田晃之、サポーターに任命されたお笑いコンビ・タイムマシーン3号(山本浩司、関太)が出席した。

 厚労省は安全衛生意識啓発の一環として、労働災害防止に取り組むコンソーシアム(共同事業体)を同日付けで設立。土田は、「なんで僕が(アンバサダー)に選ばれたのか全く分からない」と笑わせつつ「選ばれた限りは一生懸命頑張りたい」と、力強く意気込みを語った。

 労働災害では特に「転倒」が多いという。これをテーマに、3人が自身が転倒しそうになった「ヒヤリハット体験」についてトークを展開。関は、「仕事柄、ロケで山や川沿いに行ったりするけど、(視聴者に)伝えることに集中していると、足元をすくわれて滑りそうになるときがある」と告白。「もし転んだらロケも止まるので、そこは安全に気を付けないといけないなと思います」と話した。

 土田は「僕は基本的に座って適当なことをしゃべっているだけなので転倒したことはないですが…」と冗談めかしながら「強いて言えば、スタジオの床にはテレビカメラのコードがたくさん張ってある。今は40代後半で大丈夫だけど、年を取ったらつまずいたりすることも出てくると思うので気を付けたい」と気を引き締めた。

 続いて、無理な動作で起こる“腰痛”についてもトーク。「腰痛持ち」の土田は、きっかけとなった学生時代のエピソードを披露。「ドラッグストアでバイトをしていたのですが、“接客に向いてない”と判断されて、トラックの運転に回された。長距離運転、さらに荷物の積み下ろしを続けるうちに、最初のぎっくり腰を体験したんです」と明かした。

 今では「年2ぐらい」でぎっくり腰になるという土田。「意外に怖いのはトイレの水を流すレバー。あれ、めちゃくちゃ怖い。中腰であの高さ。重いものを持つときは体に力を入れるので大丈夫だけど、何とも思っていなときにやってしまう。あと、冬場にズボンを履くとき。片足を入れるときになったりするので、本当に怖いです」と苦笑した。

 タイムマシーン3号の2人も、昔一緒に働いていたコンビニで、腰痛を経験したという。山本は「当時20代でしたが、ずっと中腰で、微妙な高さで品出しをすると慢性的な腰痛になった。しかも昼間はライブだったので、(働くのは)深夜帯。寝不足もあったと思う」と語った。関も「一日中冷房が効いている環境だったので、あのときは結構、腰にきましたね」と、当時の苦労を振り返った。

 タイムマシーン3号の2人は今後、同事業の啓発動画にも出演する。山本は「それぞれの職場で、自分たちなりの予防をしていただければ」と呼び掛け、関も「生きることは働くことでもあるので、そこの安全は外せない。われわれも意識してもらえるようサポートしていきたい」とアピールした。

 厚労省労働基準局安全衛生部・中央産業安全専門官の澤田京樹氏は、近年、建築業や製造業などの第二次産業のみならず、小売業やサービス業といった第三次産業を中心に、労働災害が増加傾向にあることを指摘。「第三次産業ではお客様への対応が第一ということもあり、従業員の安全確保が後回しになっているのも事実。これからは『お客様を第一。でも従業員も第一』、そういうサステナブルな働き方を進めていきたい」と語った。

(左から)山本浩司、土田晃之、関太 (C)エンタメOVO