山崎育三郎が主演するドラマ「リエゾン-こどものこころ診療所-」(テレビ朝日系)の第4話が、10日に放送された。
本作は、児童精神科クリニックを舞台に、発達障害を抱え、さまざまな生きづらさを感じている子どもと、その家族に、自らも発達障害を抱える院長と研修医の凸凹コンビが向き合い、寄り添っていく姿を描く。(※以下、ネタバレあり)
過度なダイエットにより倒れてしまった女子高生・古川朱里(片岡凜)が「さやま・こどもクリニック」にやって来る。
院長の佐山卓(山崎)は、摂食障害の疑いを伝えるが、朱里は「自分は太っている」と言い張り、ダイエットをやめることも治療を受けることも拒否。そこで佐山は、食べた物の記録だけでもしてほしいと頼む。
朱里は、しずく(鈴木梨央)ら、友達の前ではダイエットを隠し、⼀緒にスイーツを食べて楽しむそぶりを見せるが、内心は太ることに恐怖を感じていて、ある行動に出てしまう。
一方、遠野志保(松本穂香)は、学生時代のアルバイト先の人たちに自身の発達障害をカミングアウトすることを決意。しかし、みんなの思いもよらぬ反応に戸惑う。
放送終了後、SNS上には、「拒食症、摂食障害と若い女子が陥りやすいダイエットを通り越した症状が描かれていて、学びの多い内容だった」「自分も経験した摂食障害の話に泣きそうになった。発達障害は長い戦いなんだなと思う」などの感想が投稿された。
また、志保が自身の発達障害を友人にカミングアウトしたシーンにも反響が集まった。
「発達障害は周りから理解されにくい。悪意はなくても『そんなことは自分もよくあるよ』という励ましは悲しみが増す」「カミングアウトのシーンは泣いた。人を理解することは、なんと難しいことなのかとストーリーの深さに感心した」「障害のカミングアウトも難しいと思った。自分だったら『今までずっと頑張ってきたんだね』『話してくれてありがとう』こんな言葉だったらうれしいかな」といった声が寄せられた。