まずは戦時下のウクライナから、というだけで胸が熱くなる。加えて今回演じられる「白鳥の湖」は、演出に本当の水が使われている。ウクライナ・グランド・バレエが初来日、 「SWAN LAKE ON WATER」が8月10日開幕、全6公演は8月13日までで、まだチケットは入手可能だ。
ウクライナを拠点に活動していたオペラ座専属のハリコフ・オペラ・バレエは、新作「SWAN LAKE ON WATER」の世界各地でのツアーを計画していたが、パンデミックと戦争でダンサーたちは国外に脱出、散り散りになっていた。そこでソロダンサーのイリナ・ハンダジェフスカーとアナトリー・ハンダジェフスキーの2人が、ウクライナと近隣諸国の優秀な若手ダンサーを集めて設立したのが、ウクライナ・グランド・バレエだ。
「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」と並ぶチャイコフスキーの三大バレエの一つ「白鳥の湖」。演出に実際の水を取り入れ、映像や照明などを融合させて新たな舞台を作った。演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、渡邊一正氏が指揮を務める。
SS席は税込み15000円、S席同13000円、S席子ども同6500円、A席同11000円、B席同8000円。