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片岡愛之助「令和版の孫悟空を作りたい」 舞台「西遊記」小池徹平、戸次重幸ら豪華キャストが集結

 日本テレビ開局70周年記念舞台「西遊記」製作発表会見が27日、東京都内で行われ、出演者の片岡愛之助、小池徹平、戸次重幸、加藤和樹、中山美穂、松平健ほかが登壇した。

 本作は、一世を風靡(ふうび)した人気ドラマを45年の時を経て、新たに大型アクションスペクタクルとして令和版の舞台として上演する。脚本はマキノノゾミ、演出は堤幸彦が務め、LEDの映像技術やフライング、特殊効果をフル活用しライブエンタメを追求した舞台を作り上げる。

 愛之助は、「大スターが大集合という感じで、私もびっくりしています。僕自身も楽しみです。すばらしい方々が集まっているのでヒューマンパワーもたくさん見ていただきたいと思います。一丸となって千秋楽まで駆け抜けたいと思います」とあいさつ。

 自身の演じる孫悟空という役柄については「僕は(ドラマ版で孫悟空を演じた)堺正章さんの世代ですから、懐かしい部分もたくさんあります。天真らんまんでちょっと乱暴者というところもありながら、優しさもある。そして、お師匠さんのことが好きでお供をしていく。それを全力で出しながら、令和版の孫悟空を作りたいと思います」と語った。

 三蔵法師役を演じる小池は「三蔵法師といえば過去に女性が演じてきた印象が強いと思いますが、男性としての三蔵法師を演じる楽しさ、ワクワク感、新しさが出せればいいなと思います。コミカルな部分もたくさんありながら、エンターテインメントがちりばめられている脚本なので、新しいチャレンジができれば」と期待をのぞかせた。

 また猪八戒役の戸次は「豪華キャストの中で唯一違和感を感じるのが僕の役だと思います。西田敏行さんが演じられた猪八戒のイメージや豚の妖怪ということからも恰幅(かっぷく)のいい役者がやるイメージがあると思いますが、痩せ型の猪八戒がやってきてしまいました。全く新しい猪八戒を作る気満々ですので、安心して見ていただきたい」とアピールした。

 舞台は、11月3日〜5日に大阪・オリックス劇場ほか、福岡、札幌、名古屋、東京で上演。

片岡愛之助(C)エンタメOVO