エンタメ

朝ドラヒロインの橋本環奈、糸島ロケでパラパラを踊る「結構なギャルでした」連続テレビ小説「おむすび」糸島ロケ取材会

 4月4日、2024年度後期NHKの連続テレビ小説「おむすび」の福岡県・糸島ロケ取材会が行われ、ヒロイン・米田結役の橋本環奈、結の姉・米田歩役の仲里依紗、結の祖母・米田佳代役の宮崎美子、祖父・米田永吉役の松平健が取材に応じた。

 連続テレビ小説「おむすび」は、平成時代、“ギャル文化”と出合ったヒロイン・米田結が、やがて栄養士となり、“目には見えない大切なもの(縁・時代・人)”を次々と結んでいく物語。

 3月下旬からスタートした撮影は、早くも結の育った糸島ロケに突入。2000年代前半、結の高校時代から始まる物語には、劇中に平成の象徴ともいえる“ギャル文化”が登場する。そのため、糸島の撮影で橋本が印象に残っていることとして挙げたのが、「パラパラを踊ったギャルのイベント(のシーン)」。結と仲良しの友人5人がウィッグと長い爪をつけ、普段のナチュラルメイクとは大きく異なるメイクで踊ったらしく、「結構なギャルでした」と述懐。海水浴場で踊るシーンの撮影には3日間を費やし、大勢の地元住民もエキストラとして参加したらしく、「大ボリュームのシーンになっているのでは」と、放送を楽しみにしていた。

 一方、「長い爪が通常。女優をやっていない時がギャル」と自身について語った仲は、「私生活の延長みたいな感じ」と橋本とは真逆の感想。ギャルのシーンの撮影はこれからだが、衣装合わせで「このベルト、持ってた、このパンツ、履いてたとワクワクした」と懐かしんだらしく、「すごく楽しみ」と語ると同時に「今、平成ギャルのY2Kファッションが流行っているので、令和の若者にも響く朝ドラになるのでは」と期待を寄せた。

 また、橋本がパラパラを踊るイベントのシーンで、手品を披露する松平は、「たくさんの地元のエキストラの方が、笑顔で迎えてくれてうれしかった」と地元の歓迎を喜び、商店街での撮影も、「皆さんが温かく迎えてくれて、すごくやりやすい」と協力に感謝している様子。

 一方、農作業のシーンがある宮崎は、「地元の方に手取り足取り教えてもらいながら、収穫のシーンなどを撮影した」と舞台裏を明かし、ちょうど開花の時期を迎えた桜やさまざまな花など、糸島の自然を楽しんでいるらしく、「全国の皆さんにふるさと感のある景色が伝わるといいな」と期待した。

 九州出身ながら糸島を訪れたのは初めてという仲も、糸島の豊かな自然に触れ、「なんてすてきな場所」と感激した様子。また、糸島について妹から「ギャルの間でバエると聞いていた」というエピソードも明かし、実際におしゃれなカフェなどを目にして、「若者にバズるなという感じがある」と町の印象を語った。

 福岡出身で「両親と糸島に行くことが多い」という橋本は、「実家にもすぐ帰れるし、撮影で滞在しているのが幸せ」と糸島での撮影を喜び、「すべてが結にとって大切な宝物のような場所」と糸島が物語の上でも大事な場所になることをうかがわせた。