グルメ

抽出後のコーヒー粉再利用 堆肥で茶葉を育てて「うまい抹茶オ・レ」

main

 再利用のアイデアは尽きない。抽出後のコーヒー粉の一部を再利用して堆肥化、これで育てた茶葉を使ったチルドカップ飲料「うまい抹茶オ・レ」(ドトールコーヒー・東京、税込み248円)が、8月8日から全国のコンビニで期間限定で発売される。

 抹茶には、甘みと渋みのバランスがよい、静岡県産の「やぶきた茶」を使用している。環境に配慮した新たな取り組みとして、製造委託先と連携し、本来ゴミとして排出される抽出後のコーヒー粉を発酵させて堆肥化し、抹茶のもととなる茶葉の育成に役立てている。コーヒー堆肥を利用した試験栽培では、養分吸収率の高い細根が増加する研究結果が得られたという。

sub1 sub2

 この「うまいシリーズ」では、プラスチック容器が一般的なチルドカップ本体に、紙容器を採用しており、これによるプラスチック削減量は年間約23トン。気候変動を実感せざるを得ない猛暑のさなか、消費者としても身近なところで環境への配慮が見える選択肢が増えるのはうれしい。

うまいシリーズ
うまいシリーズ