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群馬県の製糸文化と地域を結ぶ「結び人」求む!  安中市地域おこし協力隊募集

現役隊員の3人 

 世界遺産「富岡製糸場」、かつて日本最大の繁栄を誇った組合製糸「碓氷社」の本社事務所跡、そして日本最大の製糸工場「碓氷製糸」と、養蚕・製糸の歴史が詰まっている群馬県安中市。しかし、時が経つにつれ、地域と養蚕・製糸との距離が生まれ、歴史を知る地域の人々も少なくなっている現状がある。安中市は、地域と連携した商品企画などを通じて養蚕・製糸の文化を市外へ大きく発信していく取り組みを行う「結び人」=「安中市地域おこし協力隊」を募集している。

 「安中市地域おこし協力隊」は、地域と連携したシルク製品の開発・販売を通して市外へ同市の製糸文化を発信。また、地域と碓氷製糸の架け橋的存在として、養蚕・製糸の今昔をたどる活動などに取り組んでいく。

安中市地域おこし協力隊の活動の様子

 安中市は、群馬県の西部に位置し、総面積276.31平方キロメートル、人口約5万5000人。江戸時代には厳しい取り締まりが行われた「碓氷峠」の関所が置かれ、交通の難所だったことが知られている。現在は、新幹線駅「安中榛名駅」(東京駅から1時間)、在来線の信越本線5駅、高速道路インターンチェンジ2カ所があり、交通・輸送の要所となっている。

応募の締め切りは10月10日(火)。募集に関する詳細は、安中市HP に掲載している。問い合わせは、安中市役所政策・デジタル推進課移住定住係、電話:027-382-1111、メール:iju-teiju@city.annaka.lg.jp。

妙義山をバックに碓氷製糸