小学生野球の高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントは14日、ハードオフ新潟などで2回戦が行われた。
【8月14日:ハードオフ新潟で行われた第3試合のリポート】
▽田原本南リトルヤンキース(奈良)14-0 沖水ジャイアンツ(宮崎)
「0点で抑えたことがうれしい」
田原本南リトルヤンキースの「3番・キャッチャー」吉永辰馬が攻守にわたる活躍で初出場のチームに勝利をもたらした。「全国初打席だったが緊張せず打てた」と一回2死、真ん中外寄りの球を捉えて右越え二塁打とした。この一打をきっかけに打線が爆発し、打席一巡での2打席目には2点三塁打を放った。
五回にはファウルフライに反応良く飛び込むファインプレーを見せるなど存在感が光った。「14点を奪ったことより0点で抑えたことがうれしい。次も全員野球で思い切り勝ちにいく」と力強く話した。
今本成紀監督は「大会前は調子が悪かったが何かをつかんでくれた」と吉永をたたえた。初戦となった2回戦で快勝し「0点に抑えて勝つのが目標。一戦一戦守って勝ちたい」と自信をのぞかせた。 (荒木慎之介)