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年越しそばを今年食べる人はどれくらい? やはり大みそか恒例の根強い慣習に

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 今年もあとわずか。年越しの準備を始める頃と思うが、大みそかに食べるものとしては年越しそばが挙げられるだろう。では、年越しそばを食べる人はどれくらいいるのか? ロコガイド(東京)が運営する「トクバイ」ユーザー2213人を対象に実施した「年末年始に食べるもの」に関する調査によると、今年(2023年)年越しそばを食べるつもりでいる人は79.2%と8割近くに達した。調査期間は12月8日~12月12日。

 年越しそばを「食べる予定」の人に、食べるタイミングについて聞くと、「大みそかの夕食として食べる」59.6%が最も多かった。次いで「大みそかの夕食後、除夜の鐘を聞く頃に食べる」31.6%が続く。やはり年越しそばは、12月31日の夜、一年を締めくくる大みそかに食べる風習が一般的であり、今回の調査でも、昔からの風習が今も広く受け継がれていることが明らかになった。

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 年越しそば以外に大みそかに食べるものでは、東日本と西日本で違いがある様子。東日本では、1位が「天ぷら」27.0%、2位が「すし」24.4%、3位が「刺身」21.5%だったが、西日本では、1位「すし」28.8%、2位が「刺身」21.0%、3位が「天ぷら」19.8%の順となっている。

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 他方、2024年の年明けに「年明けうどん」を食べる予定かたずねたところ、全国的な認知度は3割強にとどまり、食べる予定がある人は1割程度。これは讃岐うどんでおなじみの香川県発祥の新しい食文化で、白いうどんに紅い具材を添えた紅白の彩りが特長なのだとか。香川県において認知度は8割以上、食べる予定がある人は4割強となった。