おでかけ

縁結びには園結び 良縁を願う人も得た人も、春の庭園巡りを楽しもう

 東京も梅の花がきれいに咲いてきた。春に向けて、さまざまな花を楽しめる庭園めぐりはお散歩の王道。「浜離宮恩賜庭園×旧芝離宮恩賜庭園『縁結びには園結び~両園をめぐって良縁祈願~』キャンペーン」(東京都公園協会・東京)が2月1日~3月14日まで実施される。両園に1回ずつ入園できるお得な「園結びチケット」(税込み400円)が販売される。

 浜離宮恩賜庭園は国指定特別名勝・特別史跡。1654年に甲府宰相・松平綱重によって甲府浜屋敷としてつくられ、綱重の子・綱豊が6代将軍・徳川家宣になったのを機に、浜御殿と呼ばれる将軍家別邸となったところ。旧芝離宮恩賜庭園も国指定名勝。1678年に、時の老中で後に小田原藩主となった大久保忠朝が4代将軍徳川家綱から拝領、「楽壽園(らくじゅえん)」と呼ばれる庭園を造ったのが始まりだ。両園は徒歩で行き来できる場所にある。

 縁結びにちなんで、バレンタインデーからホワイトデーの期間の“園むすび”キャンペーン。庭園巡りを楽しみつつ、各園内にあるという「♡」を見つけるのもちょっと面白そうだ。

 チケットには有効期限がないから、季節を変えて庭園に咲く花を見に行くこともできる。開園時間は9時~17時(入園は16時30分まで)。