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生産地、栽培品種から品評会までコーヒーのすべてが分かる一冊

 テロワール、と聞くとワインが思い浮かぶという人は多いだろうけれど、もちろん他のものにも、育った土地によるさまざまな違いがあり、テロワールを多いに語ることができる。コーヒー業界の人はもちろん、毎日コーヒーが欠かせないという愛好家も楽しめる『Coffee大図鑑―種の伝播から、栽培、流通、テロワール、品評会まで―』(三神亮著、オーム社、税込み5500円)が2月15日に発売される。

 生産地地図などのテロワールをメインに、栽培品種から、栽培サイクル、生産者規模、流通、市場、焙煎のメカニズム、品評会まで、コーヒー業界の全ぼうを知ることができる一冊。著者は、カップ・オブ・エクセレンスをはじめとした品評会や競技会の審査員、焙煎競技会であるワールド・コーヒー・ロースティング・チャンピオンシップでは、日本代表コーチを複数回務めている。