桜が咲いて気分も上向く季節だが、さまざまな節目で案外疲れがたまる時期でもある。新年度に向けての「春の“疲れ”に関する調査」(花王)によると、春は疲れやすいと感じている人が6割にのぼった。対策はお風呂や甘いもの、という人が多かった。
全国の20~40代の1000人にこの3月に調査を実施。 「疲れを‟吹っ飛ばしたい”と感じる瞬間」を尋ねると、最も多かったのは「仕事・家事に追われたとき」で7割以上(75.5%)。次いで、「新しい環境に慣れないとき」(69.5%)、「新しく人間関係を作らないといけないとき」(65.9%)に。やはり春ならではの疲れがあるようだ。
「疲労回復やエネルギーチャージに充てる時間は一日にどれくらいあるか」という問いには、「30分未満」という人が78.8%、そのうち「ほとんどない」という回答も34.3%あった。新年度が始まり環境が変わるタイミングは普段より疲れがたまりやすい時期だが、疲れをとる時間があまりない人が多いようだ。
「疲れ対策として現在実践している方法」を聞くと、トップ3は「お風呂でお湯につかる」(35.7%)、「甘いものを食べる」(32.5%)、「仮眠をとる」(29.2%)だった。日常の中で手軽に疲れを癒やす方法を取り入れている人が多そうだ。