社会

全国の寺院から「おすそわけ」を 冬休みの子どもたちに笑顔を届ける「歳末たすけあい2025」

 物価高の中でも、クリスマスやお正月はやってくる。にぎわう行事の多い冬休みの間は、学校の給食がない。食費や光熱費がかさむ時期、ひとり親家庭に食べものとぬくもりを届けようと、11月1日(土)〜12月31日(水)の間、全国の寺院とともに「歳末たすけあい2025」(NPO法人おてらおやつクラブ・奈良県田原本町)が実施される。

 給食のない冬休みを迎えるひとり親家庭2500世帯を支援する取り組み。「お米が尽きそう」「子どもにごちそうを用意できない」という声が多く届く中、匿名配送の仕組みを用いることで、送り手・受け手双方の個人情報を守りながら、心のこもった「おすそわけ」を全国に広げる。

 支援の方法は3つ。まずは食品や日用品の寄贈。そしてボランティアで応援するという方法。これは全国の寺院で開催する「発送会」に参加し、食品や日用品の寄贈、家庭に発送する「おすそわけ」の梱包作業などを手伝う。そして寄付。奈良県天理市との連携によるふるさと納税で子どもたちへの支援を行える。