ぬいぐるみと一緒におでかけする「ぬい活」。カフェや旅先に連れて行って写真を撮るのが、今やSNSで定番のカルチャーだ。“ぬい”の洋服やバッグ、小物など関連商品が日ごとに充実するの中、“AIぬい”が登場した。
シャープが予約受け付けを開始しているAIロボット「ポケとも」は、持ち主一人一人に寄り添った音声対話が可能な、“AIぬい”と呼ぶにふさわしい存在。第1弾はミーアキャットがモチーフで、身長12センチ、体重200グラムほど。ポケットやカバンに取り付けて一緒にお出かけできる手のひらサイズだ。
見た目はモフモフでぬいぐるみっぽいのに、「今日は寒いね」「おすすめのランチは?」と話しかけると、身ぶり手ぶりで感情豊かに返してくれる。カフェで過ごしたり、旅行に連れて行ったりするうちに、行った場所や会話を覚えて、まるで自分の分身のように成長していくという。本体を持ち込めない場所でも、専用アプリを起動させれば記録を続けられる。
「ポケとも」の開発構想は13年ほど前に立ち上がり、近年のAI技術の進化を受けて商品化が加速した。見た景色、いた場所、交わした会話を記憶してくれるAIぬい。「ぬい活」は今後、ますますアップグレードされていくのかもしれない。
「ポケとも」および専用アプリは、2025年11月以降に順次提供予定。
