絵巻物のように藤色が移りゆく　栃木・あしかがフラワーパークで「大藤まつり2023」、4月12日スタート

　例年、4月中旬～下旬頃に350本以上の藤の花が咲き誇る栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」(足利フラワーリゾート・同市)。今年は、昨年より1週間程度早く、4月5日に大藤の開花日を迎えた。同園の大藤の観測史上、最も早い開花日となり、今後の天候次第で見頃時期も早まることが予想されることから、「ふじのはな物語～大藤まつり2023～」の日程を当初予定より3日繰り上げ、4月12日にスタートする。5月14日(日)まで。

　同パークでは、栃木県指定天然記念物の樹齢160年に及ぶ600畳敷きの藤棚を持つ大藤・長さ80メートルの白藤のトンネルや、きばな藤など、350本以上の藤を有する。この時期、うす紅・紫・白・黄の色の順番で藤の花が咲いていき、約1カ月間、多様な色の藤の花々が楽しめる。同パークは米国のケーブルテレビ・衛星放送向けのニュースチャンネル「CNN」から、SF映画『アバター』(米、2019)に登場する「魂の木」のような幻想的な光景が広がると称賛され、「2014年世界の夢の旅行先10カ所」に日本から唯一選ばれている。

　また、同時期に、5000株以上のツツジも咲き誇る。まるで絵巻物のように藤色が移りゆく「ふじのはな物語」と満開のツツジを愛でに出かけよう。

　開園時間は期間により異なる。以下の通り(変更の場合あり)。4月12日(水)～4月14日(金)9時～18時、4月15日(土)～4月21日(金)8時～20時30分、4月月22日(土)～5月7日(日)7時～21時、5月8日(月）～5月14日(日)8時～20時30分。入園料は花の咲き具合により変動するため、公式ホームページ、電話での問い合わせで確認を。