神話「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」の舞台として伝わる「白兎(はくと)神社」を擁する鳥取県。うさぎ年の2023年を「白うさぎ年」と称し、12年に1度のうさぎ年にあやかった情報発信を展開している。3月3日の「うさぎの日」には1日限定で「兎取県(とっとりけん)」に改名。また、みんなで楽しめる「うさぎダンス」を考案し、全国に広めるための「うさぎダンスプロジェクト」を発足。鳥取県庁の若手職員10人によるダンスチーム「とっとり白うさぎダンサーズ」を結成し、うさぎダンスを7月7日に白兎神社に奉納した。そしてこの度、「兎取(とっとり)ダンス動画ピョンテスト」を開催する。
同ピョンテストでは、童謡「だいこくさま」アレンジ曲と、オリジナル曲「うさぎダンス」のいずれかの音源を使ったダンス動画を募集し、一次審査で決勝大会に出場する10組を決定。この10組には、秋に鳥取県で行われる決勝大会で「うさぎダンス」を披露してもらう。最優秀賞には、賞金10万円と鳥取県特産品詰め合わせが贈呈される。募集期間は8月31日(木)まで。
応募はTikTokまたはYouTubeショートでハッシュタグ「#鳥取うさぎダンス」を付けて投稿するだけ。審査ポイントは、「いいね数」「鳥取県らしさが伝わるかどうか」「ダンススキル」「インパクト」の4点。見本動画を公式TikTokで配信している。
参加するに当たっての年齢・人数は問わないが、小学生以下は中学生以上の人と一緒に参加を。代表者が17歳以下の場合、決勝大会出場は保護者の方の同意が必要となる。投稿するアカウントは個人・団体を問わない。動画時間は1分以内で、使用音源は公式TikTokとYouTubeアカウントで配信。2曲のいずれかを使用する。音源の短縮はOKだが、編曲・加工NG。動画は縦型・横型・正方形のいずれでも構わない。決勝大会出場者権を得た人には、公式アカウントからダイレクトメッセージを通して連絡が送られる。決勝大会出場にかかる交通宿泊費は、鳥取県が5万円を上限として補助する。
鳥取県オリジナルの「うさぎダンス」は、両手を頭の上に持ってきたり、手をちょこんと前に出す“うさぎポーズ”や、ピョンと跳ねるステップが印象的なキュートな振り付け。曲は鳥取県出身の作曲家・田村虎蔵氏の童謡「だいこくさま」を使用したアレンジ曲と、オリジナル曲「うさぎダンス」2曲。振り付けは、県内の青谷上寺地遺跡から発掘された人骨をもとに復元した「青谷弥生人」のそっくりさんを募集したコンテストで、“とっとり弥生の王国の初代国民”に選ばれた青柳純二さんが県庁若手職員と一緒に考案した。オリジナル「うさぎダンス」をうならせる「うさぎダンス」を考案して仲間と踊り、秋に鳥取に乗り込んでいこう!