”九九”は学校時代に誰もが暗唱させられるから口をついて出てくるけれど、二けたの掛け算となるとそうはいかない。『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』(小杉拓也著、ダイヤモンド社・東京、税込み1100円)というのがある。小学生はもちろん、大人にもちょっと面白いかもしれない。親子で開ける夏休みの一冊だ。
昨年末の発売以降、10~80代まで幅広い年代から人気を得てきた。紹介している「おみやげ算」は学校では習わない計算方法で、どの年代の読者も新鮮な気持ちで取り組めることが人気の一因のようだ。著者はプロ算数講師。志進ゼミナール塾長。SAPIXグループの個別指導塾の塾講師など20年以上の豊富な指導経験がある。