GPSと地図アプリでどこにでも行ける時代、「方向音痴」という言葉も死語になりつつあるが、スマホがなくても電波がこなくても「何とかなる」と言えるかは別問題。災害時に、いつも使うさまざまなツールがなくても「何とかなる」ようにするための「防災サバイバルキャンプ」(Office Hideout 週末冒険会・長野県富士見町)が10月14~15日に長野県で開かれる。
多くの人がアウトドアを楽しむようになり、キャンプアイテムを災害時の避難生活に使用するというニーズも年々増加。防災グッズとしてのキャンプアイテムにも注目が集まっている。ただ、アイテムを持参していない外出先での被災や、建物の倒壊などでこれらが使用できない場合、道具のみに頼った防災対策はあまり役に立たない。
そこで、どんな状況下でも道具頼みではなく、身の回りにあるものを活用して野外生活を送れる知識とマインドを養い、本質的なサバイバル術を身に付けるためのキャンプだ。座学と実践を織り交ぜながら、防災と野営の基本的な考え方や知識、技術を学べる。詳細は「防災サバイバルキャンプ」のサイトで。