東京23区1位は「西新井」、大阪1位は「岸和田」 LIFULL HOME’Sが「映画館のある家賃の安い駅」ランキング発表

　住まい探しをする際、「学校や会社に近い」「予算内」などの現実的な条件だけでなく、「余暇を楽しめる場所を選びたい」というのもポイント。映画好きさんだったら、“歩いて映画館に行ける＆家賃も安い、魅力的な駅”も気になるのでは？　不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」(LIFULL・東京)は、「映画館のある家賃の安い駅ランキング（東京23区/大阪篇）」を発表した。

　ランキングは、東京23区・大阪府内にある映画館から徒歩圏内の駅と、LIFULL HOME’Sが掲載した築40年以内、駅徒歩20分以内、専有面積15平方メートル以上40平方メートル未満の賃貸物件(定期借家を除く)が対象。2022年8月～2023年7月の家賃相場(管理費を含む月額賃料から中央値を算出)を基に出した。

　まずは「東京23区」。TOP10にランクインした各駅から徒歩圏内にある映画館は、シネコンからミニシアターまで多様だった。1位は、TOHOシネマズのある「西新井」(足立区、家賃相場6万8500円)。西新井駅から徒歩8分の場所にある「TOHOシネマズ西新井」は10スクリーンを有し、約1800席全てがスタジアム形式のスクリーンが目に入りやすい構造。大型ショッピングセンターの中にあり、映画鑑賞後に買い物ができる利便性の高さも魅力。

　2位は「大泉学園駅」(練馬区)と「船堀駅」(江戸川区)で、家賃相場7万円。大泉学園駅から徒歩15分、閑静な住宅街にある「T・ジョイ SEIBU 大泉」は東映東京撮影所や東映アニメーションに隣接し、運が良ければ映画やドラマなどの撮影に出くわすことも。映画館に隣接する東映アニメーションミュージアムでは最新のアニメや懐かしいアニメに触れることもできる。敷地内に「リヴィンオズ大泉店」を含むショッピングセンターがある。

　船堀駅から徒歩1分の「船堀シネパル」は、2スクリーンを有するコンパクトな映画館。毎週木曜日は江戸川区内在住・在勤・在学者の鑑賞料金が1200円になる「江戸川区民割引きディ」も。公園や遊び場、スーパーが充実しており、子どもがいる家庭にもオススメの街。

　続いて大阪府。1位はシアター設備の充実が魅力のユナイテッド・シネマがある「岸和田駅」(岸和田市)で、家賃相場4万6000円。岸和田駅から徒歩約10分の「ユナイテッド・シネマ岸和田」は、収容人数189～366人の大型スクリーンを9つ有し、“IMAX®デジタルシアター”や上映される作品の音響に合わせて振動する“ウィンブルシート”を導入したスクリーンも。「岸和田だんじり祭り」が有名で祭りなどイベントが充実しており、下町の雰囲気が好きな人にオススメの街。

　2位は「河内天美駅」(松原市)で家賃相場4万8500円。河内天美駅から徒歩約15分のショッピングセンター内にある「TOHOシネマズ セブンパーク天美」は、全スクリーンに最新のレーザープロジェクターを導入。中でもスクリーン10は、「映像・音・スクリーンサイズ・劇場空間」の全てにこだわり抜いたプレミアムシアターとなっている。

　3位は「大日駅」(守口市)で家賃相場5万500円。大日駅直結のイオンモール大日4Fにある「イオンシネマ大日」は、3D、ハイ・フレーム・レート(通常の映画撮影で用いられる秒間24コマを超えるフレームレートで撮影された作品）上映にも対応可能な全8スクリーンを有するシネコン。駅直結の大型ショッピングセンター内にあることは、さまざまな層に魅力。

　LIFULLが運営するライフスタイルメディア「LIFE LIST」編集部・富田悠一氏は、「現在、国内の8割以上の映画館が、5つ以上の複数スクリーンを持つシネマコンプレックス方式で運営されています。今回のランキングで、東京23区1位の西新井にあるTOHOシネマズ西新井や、大阪府で1位の岸和田にあるユナイテッド・シネマ岸和田など、ランキングに入った駅にある映画館の多くがシネマコンプレックス方式。スクリーン数が多い映画館は、近くに住んで頻繁に通っても、いつも新しい映画を鑑賞できるでしょう。また、映画館の近くに住むことで、レイトショーや映画の日などのサービスデーも利用しやすくなるというメリットもあります」と解説している。

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