人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの原作者・総監督の庵野秀明氏の出身地、山口県宇部市は、10月6日(金)から2024年1月8日(月)まで、市を挙げてのイベント「まちじゅうエヴァンゲリオン第3弾」を実施する。2021年、2022年に続き、3回目。
山口宇部空港、JR宇部駅をはじめ、宇部市の観光スポット10カ所に、「ミサトのまちじゅうボイスAR」が出現。AR読み込みカメラを起動してARを起動するスポットをカメラで読み込むと、声優三石琴乃さんによるオリジナル収録の葛城ミサトボイスを期間限定で聞くことができる。イベント期間限定、「エヴァンゲリオン」デザインのJR・バス乗車券の販売、スタンプラリー企画もある。
「まちじゅうエヴァグルメフェア」も開催。市内37の飲食店等が趣向を凝らし、地元食材などを使ったエヴァンゲリオンとのコラボメニューや商品、約80品を開発した。宇部市北部に伝わる郷土料理「ゆうれいずし」のエヴァバージョン、宇部牛ヒレとランプをぜいたくに使用し、初号機と使徒の闘いを表現したインパクトあるワンプレートディッシュや、ウベイモ特有のねっとり感が楽しめる紫色の初号機フラペチーノ、おはぎに山口茶粉末をふりかけその上に「使徒」にくりぬいたエシレバターを置いた「あんたバカァ?」あんバタァおはぎなどなど。
今回の大きな話題は、全長7メートル超の日本最大「ロンギヌスの槍(やり)」。高度な鋳造技術を持つUBEグループの宇部スチール(宇部市)が、エヴァンゲリオンの作中に登場する「ロンギヌスの槍」を全長7メートル超のサイズで製造し、宇部市に寄贈する。8月下旬に溶解鋳込み(鉄の流し込み作業)が行われ、現在、最終段階の塗装作業が進んでいる。10月6日(金)から、宇部市のときわ公園 彫刻の丘に展示される予定。