コロナ禍に続いてウクライナ、そしてガザと暗いニュースは遠隔地の話ではなく、燃料費やそのほかもろもろの物価高にも大きな影響を及ぼし続けている。年が改まったらこの状況も一新されればいいのに、とは思うけれど、そうは問屋がおろさないと多くの人が覚悟しているようだ。博報堂生活総合研究所の調査に基づいて発表された「生活者にきいた“2024年 生活気分”」 では、来年の景気は 「悪くなる」と予想する人が36.2%で、「良くなる」の2倍以上にのぼった。
20~69歳の3900人に調査(10月2~5日)。景気が悪くなると思う理由は、「物価上昇の継続・加速」(44.6%)。逆に「良くなる」と思う理由では「経済の好転」(18.2%)がそれぞれトップ。コロナ禍の収束や物価上昇の落ち着きを期待して経済の好転を予測する一方で、物価上昇がそれを上回る影響を及ぼし、来年も景気が悪くなると考えている生活者が多いようだと分析されている。
ちょっと暗め予想の2024年だが、来年お金をかけたいことをたずねたところ、旅行、貯金、ふだんの食事がTOP3。始めたいことは「運動・体操・筋トレ」、やめたいことは「無理しての人付き合い」だった。